運送業法令試験の過去問題(語群選択方式)についての解説・入手方法

運送業法令試験の過去問題(語群選択方式)を解説いたします。

語群選択方式の問題数は少ないですが、確実に得点を積み上げたいところです。

ぜひ一度チャレンジしてみてください。

目次

運送業法令試験の過去問例題(語群選択方式)

例題1 【貨物自動車運送事業法】(許可の基準)
国土交通大臣は貨物自動車運動事業法第3条の一般貨物自動車運動事業の許可にあたり、その許可基準を定めているが、次のア~ウの中から正しいものを1つ選び( )内にその記号を記入しなさい。

ア.事業を適確に遂行するに足る役員を有するものであること。
イ.事業の計画が過労運転の防止その他荷主を確保するため適切なものであること。
ウ.事業の遂行上適切な計画を有するものであること。

解説 一般貨物自動車運送事業の許可基準は貨物自動車運送事業法第6条に列記されています。アは「役員」ではなく「能力」を有するが正しいです。役員法令試験では、しばしば「役員」を問題中に入れ込んでくる傾向があります。イは「荷主」ではなく「輸送の安全」の確保が必要です。お金儲けは法律には出てきません。よって、正解は「ウ」です。【貨物自動車運送事業法第6条】


例題2 【貨物自動車運送事業法輸送安全規則】(運行管理者の業務)
運行管理者の業務について、正しいものはどれか。次のア~カの中から3つ選び( )内にその記号を記入しなさい。

ア.事業用自動車の保管の用に供する自動車車庫を適切に管理すること。
イ.定められた勤務時間及び乗務時間の範囲内において常務割を作成し、これに従い運転者を事業用自動車に乗務させること。
ウ.運転者に対して点呼を行い、報告を求め、確認を行い、及び指示を与え、並びに記録し、及びその記録を保存し、並びにアルコール検知器を常時有効に保持すること。
エ.定期点検整備の実施計画を定めること。
オ.運転者台帳を作成し、営業所に備え置くこと。
カ.事業計画に従い業務を行うに必要な員数の事業用自動車の運転者を常時選任しておくこと。

解説 運行管理者の業務については、輸送安全規則の第20条に列記されていますので、その中から探していくことになります。アの「自動車車庫の管理」エの「定期点検整備の実施計画を定めること」は整備管理者の業務にあたり、カの「運転者の常時選任」は事業者の業務にあたります。よって、正解は「イ、ウ、オ」です。【貨物自動車運送事業法輸送安全規則第20条3・8・13号】


いかがでしたでしょうか?
語群選択方式の問題も、〇×方式の問題と同じように条文集を有効に活用して問題を解いていきます。
準備なくして合格することは難しいのですが、しっかり準備さえしておけば高い確率で合格できる試験だと言えます。

ただし、過去問題を解くだけでは合格する事は難しいです。
令和2年11月に行われた試験の合格率はなんと29%でした。
この試験では新しい問題がたくさん出題されましたが、問題の傾向そのものはそれまでと変わっていません。
私の分析では、多くの受験者が過去問題はやっていても条文集をしっかり使いこなせなかったため、新しい問題に対応できなかったのだと思います。

つまり、役員法令試験に合格するためには、条文集の使い方もマスターしておく必要があるのです。
しっかり対策をして、1回で合格できるように頑張りましょう!

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役員法令試験は〇×式が25問、語群選択方式が5問出題されます。
過去問題(〇×式)にもチャレンジしてみましょう!

役員法令試験の過去問題(〇×式)

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